こんばんは!
今年もセミが元気に鳴き始めたのでいよいよ夏本番か~と天を仰いでるA85です★(白目を剥いてぶっ倒れる絵文字)
そうそう、夏といえば「海!」とか「花火!」とか「虫捕り!!(ここだけ大声)」みたいなアクティブかつ明るいイメージが強い季節なんですが、その中にちょっと異質な風物詩がありますよね。
無論、「怪談話」です。
今まで当たり前の波に揉まれ続け疑問にすら思った事が無かったのですが、先日ふと『どうして「怪談話」は夏に語られるのか』が気になり、ちょちょっと調べてみました。
いや~、想像していた以上にちゃんとした理由があったんですね...!
ルーツは歌舞伎の「涼み芝居」と称される演目に遡るそうです。
空調設備なんて無かった江戸時代の歌舞伎。
夏はめっちゃ暑くてお客さんが減る
+
人気役者さんが休暇を取ったり地方の巡業に行っちゃう
=
だからといって芝居小屋を閉める訳にもいかず、未熟な若手役者さんだけで頑張らないといけない
という地獄みたいな式が成り立ってたらしいんですね。
そこで民俗芸能「盆狂言」の伝統を引き継いで「涼み芝居」という演目を作り、この難をしのいだんだとか!
普段の歌舞伎では演じなかった怪談話をベースに大掛かりな演出を組み合わせた結果、お客さんを呼び戻す事に大成功!
その後も人気演目として盛り上がりを見せ『夏といえば怪談話』の礎を築いていったそうです。
もちろんそれだけではなく、夏には「お盆」がある(死者の魂が帰ってくる季節である)ためといった理由もあるそうなんですが、まさか歌舞伎が生み出した"起爆剤"が大きな理由になっていたとは思いもしませんでした...!
しかもそれが現代の日本の風物詩として名残をとどめているんだからスゴいですよね^^
涼み芝居パイオニアの皆さん、お盆になったら怪談話でビビりちらす現代人を笑いに来てるといいな~。
ちなみにイギリスやアメリカなどではハロウィンに怪談話をする事が多いんだそうな。なるほど~。
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