「クリスチャン・ボルタンスキー【Life time】展」に行ってきました!
こんにちは!先月ひょんな事からとある展覧会を観に行く機会がありまして、長崎県美術館に足を運んで参りました!
お目当ては~、ブボン!!!(謎の効果音)
「クリスチャン・ボルタンスキー【Life time】展」~!
紹介チラシ以外の事前情報を全く得ないまま臨んだのですが、A85的にはあれこれ調べずに素で行って良かったなと思いました。
それは何故か。
思ってたんと全然違ったからです。
正直【Life time】という言葉から、勝手に「活き活きした雰囲気」を連想してました。
ところがどっこいですよ。
むしろ鈍くモノクロに光る「生命が活動を終えた向こう側の世界」を喉元に静かに突き付けられましたよ。をほほ。何だこの展覧会!!
おかげで作品のインパクトを予想以上にダイレクトに感じる事が出来ました。
でもそれだけではありません。
生命が活動を終えた向こう側の世界から常に語りかけられつつも、今ここに生きているという証明も絡み合って、この世に横たわる目に見えない理を今一度実感しました。
作者自身の心臓音に呼応する光。
そして作者が生まれてからの秒数をリアルタイムに刻んでいく数字版。
ホロコーストの影が忍び寄る前夜に撮影され、その後どんな運命を辿ったか分からない子供達の無邪気に笑った写真。
会期に合わせ日ごとに消えていく電球・・・。
「生」と「死」は決して正反対の性質ではなく1本の糸で繋がった事象である事、命は力強くも同時に儚いものである事を改めて認識させられました。
不気味。ホラー。そう例えられればそれまでかもしれませんが、その先にある、何か神聖さに似たような美しさをも感じ取れたような・・・そんな気がします。
現場からは以上です★